
献眼(眼球提供)について
献眼とは角膜移植のための眼球を提供することです。
献眼は心停止後の連絡で可能です。
眼球のあっせんはアイバンクが行っています。
<角膜とは>
角膜は眼球の先頭にある厚さ0.5mmの透明な膜で光を通す役割をしています。
角膜のことを黒目ともいいますが、実際は透明な組織で黒く見えるのは
角膜の後ろにある虹彩の色が透けて見えているからです。
<角膜移植とは>
病気やけがで角膜に濁りや変形がおきると視力が低下し、時には
失明に至ります。正常な角膜と取り替えることを角膜移植といいます。
<角膜移植が必要な病気>
水疱性角膜症、円錐角膜、細菌またはウィルス感染症、角膜白斑、角膜変性症、
角膜ジストロフィ、外傷など。
(網膜や視神経の病気など角膜以外の眼の病気は角膜移植の適応外となります。)
<角膜移植における提供者>
年齢制限はありません。近視、遠視、乱視、老眼は関係ありません。
白内障等の治療、手術をしていても差し支えありません。
<献眼後について>
- 摘出手術後は、義眼を入れお顔が大きく変わらないように努めますが、
若干、印象が変わったように感じられる場合もあります。 - 50~70例に1例、出血することがあります。
- アイバンク、県知事、厚生労働大臣から感謝状が贈呈されます。
(ご家族のご意向に従います) - 二人の移植希望者に手術が行われます。
登録方法

<献眼>
- アイバンクへ献眼登録申込みの連絡をする。
電話 048-832-3300
FAX 048-832-3309
- アイバンクより郵送にてパンフレットと
献眼登録申込書が届く。
記入して投函する。(切手不要) - 角膜提供登録票が郵送にて届く。
- 登録票を日常携帯する。
または、目のつくところに置く。 - アイバンクに登録したことを家族に伝える。
献眼には、家族の承諾が必要になります。
登録後の取消はいつでもできます。
登録していなくても献眼はできます。
健康保険証や運転免許証に臓器提供意思表示をすることで
眼球提供の意思は表示できますが、アイバンクの登録とは異なります。
<角膜移植希望>
- アイバンクの協力病院を受診する。
- 協力病院にて角膜移植希望申出書を記入する。
- 角膜移植希望申出書がアイバンクへ協力病院から届く。
- アイバンクで移植希望待機者登録がされる。
受診の際は、事前に病院へお問い合わせください。
病院名 | 郵便番号 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|---|
さいたま赤十字病院 | 330-8553 | さいたま市中央区新都心1-5 | 048-852-1111 |
防衛医科大学校病院 | 359-8513 | 所沢市並木3-2 | 04-2995-1511 |
埼玉医科大学総合医療センター | 350-8550 | 川越市鴨田1981 | 049-228-3411 |
埼玉医科大学病院 | 350-0495 | 入間郡毛呂山町毛呂本郷38 | 049-276-1295 |
獨協医科大学埼玉医療センター | 343-0845 | 越谷市南越谷2-1-50 | 048-965-1111 |
栗原眼科病院 | 348-0045 | 羽生市下岩瀬289 | 048-562-0070 |
献眼の流れ
